石庭が有名な龍安寺

龍安寺の石庭(右) 京都散策

2月の寒い時期に龍安寺に行ってきました。
海外でも人気の観光スポットです。
石庭はあまりにも有名ですがどこも情緒のある雰囲気がありました。
人が多くてちょっと騒がしかったのが残念

龍安寺(りょうあんじ)


京福電鉄の路面電車に乗り「龍安寺」駅で下車して徒歩15分くらいです。
バスもありますが結構遠いのと本数が少ないです。

龍安寺の山門

境内は枝垂桜や朝鮮から侘助さんという人が持ち帰ったとされる侘助椿などが
有名ですが2月ごろに行ったので梅があちこちで咲いてました
画像イマイチですが龍安寺の梅です

龍安寺の梅

山門を入って左側には鏡容池(きょうようち)が広がっています。
当時、徳大寺家の別荘であったころ船を浮かべて
歌舞音曲を楽しんだという文献が残っているそうです
すごく綺麗なので池をのんびり一周してきました

龍安寺の鏡容池

割と長い石段を上がると庫裡(くり)が見えてきます。
庫裡とは本来はお寺の台所という意味を持ちます。

龍安寺の石段

石段脇の脇には長距離のアプローチに向いたデザインで
竹をひし形に張っています。「龍安寺垣」と呼ばれています。

龍安寺・概要


元は徳大寺家が山荘としていたものを細川勝元が1450年に
譲り受けて禅寺としました。

応仁の乱で焼失しますが勝元の子である細川政元により再興される
1797年にも再度火災に見舞われてしまいます

1975年にはイギリスのエリザベス2世がこの龍安寺を拝観し
石庭を気に入ったことから、世界的にも知られるようになりました。

世界遺産にも登録されており
勅使門を入ってすぐの方丈、太平記の古写本12冊は
重要文化財に指定されています

龍安寺・見どころ


有名な石庭はもちろんですが

・つくばい(茶室などに入るときに手を清める手水鉢)
 中央に口型に穴が開いており上下左右に文字が書かれています
 『吾唯知足』(ワレタダタルヲシル)となります
 「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」
 となり、禅の格言となります。面白いですね。
 写真撮るのうっかりしてました。

・龍図襖絵
 1953年に皐月鶴翁(さつきかくおう)という画家が
 5年という年月をかけて描いた襖絵です。方丈内にあります。

・龍頭龍尾図
 狩野洞雲(かのうどうしゅん)により描かれた襖絵ですが
 こちらは特別公開の時しか見る事ができないようです

龍安寺の石庭


正しくは方丈庭園といいます。
幅 25 メートル、奥行 10 メートルほどの長方形の空間に白砂を敷き
大小15個の石を5・2・3・2・3に配置されています。

誰が、いつ、どのような意図をもって
この石庭を作ったのかは定かではありません。
拝観の時にいただけるパンフレットには
見る人の自由な解釈にゆだねていると記載されてます

龍安寺の石庭(右)

東西25mあるそうで、フレームに収まりませんでした。
たまに綺麗に撮影されてる写真みかけるんですが
どうやって撮ったんでしょう。
私が訪れたときは外国人観光客の方で溢れかえってました

龍安寺の石庭(左)

どこから見ても15個の石全てを見渡すことは出来ないそうです。
私も挑戦してみましたが、15個全て見る事はできませんでした。

龍安寺の石庭の模型

こちらは模型になります。
15個あるのが見えるでしょうか。

龍安寺の周辺


等持院が一番近いと思います。徒歩7分くらいで行けます。
ずっと近くにあると思ってたんですが
金閣寺までは徒歩25分くらいかかります。

きぬかけの路というのをずっと歩いていけば
金閣寺に到着しますが交通量がすごく多いので注意が必要

龍安寺へのアクセス


京都府京都市右京区竜安寺御陵下町13
075-463-2216

市バス 50系統・55系統 立命館大学前下車 徒歩7分
市バス 59系統 龍安寺前下車 すぐ
京福電鉄 龍安寺駅 徒歩7分

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