醸造の神様で有名な松尾大社に行ってきました。
嵐山線に乗りますが渡月橋で知られている
あの嵐山の場所からは少し離れています。
【松尾大社】まつおたいしゃ
観光地から少し離れているせいか敷地はかなり広大です。
少しマイナーなのかひっそりとしているので
嵐山の観光に疲れたらここでまったりするのも良いかも。

鳥居のすぐ下に榊を束ねたようなものが垂れ下がっています。
「脇勘請(わきかんじょう)」と言われるもので
12束(うるう年は13束)あり
月々の農作物の出来を占った古代からの風習を伝えています。

鳥居をくぐり、楼門を抜けると左側に神輿庫があり
全国の酒造家より奉献された酒樽が飾られています。
入ってませんが手前にはお酒の資料館もあります。
本殿の手前には立派な拝殿が
お正月になるとこちらに干支が描かれた
大きな絵馬が飾られます。

おみくじはひいてませんが
こちらのおみくじを結ぶところがハート形になっていて可愛い
たくさん結んであります。

松尾大社・概要
京都最古の神社で
太古の昔この地域に住んでいた住民たちが
松尾山の神霊を祀って、生活守護神としたのが起源といわれています。
本殿は701年の飛鳥時代に秦忌寸都理(はたのいみきとり)により
建立されました。
現在のものは室町初期の健造になります
祭神は
大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
※「くいのかみ」と「ぐいのかみ」って書いてあるときがありますが
パンフレット見たら「ぐいのかみ」になってました。
松尾造りと言われている本殿は重要文化財に指定
境内では霊水「亀の井」が有名
ここの水を使用して酒を造ると腐らないと言われています。
松尾大社・見どころ
昭和の名作庭家の重森三玲(しげもりみれい)氏の遺作
曲水の庭・上古の庭・蓬莱の庭の三庭が有名です
せっかくのなので拝観料500円払って庭園へ

写真がいまいちですが「曲水の庭」
平安貴族の人たちの雅遊の場を表現しています。

昔はどこの神社も社殿などはなく
山中の巨岩などを神の宿る聖地としてきました
それを模して山麓に造られたのが「上古の庭」です
しばらく眺めてましたがよく分かりませんでした。
さらに奥へ行くと「霊亀の滝」があり、「亀の井」の霊泉があります。
延命長寿、よみがえりの水としても有名だとか。

松尾大社の周辺
本当に何もないです。駅からはすぐですが。
ここから嵐山に戻るには、もう一度嵐山電鉄に乗ればいいです。
少し歩けば、願い事が叶うと有名な「鈴虫寺」が近いです。
食事するようなところもないです。
松尾大社の敷地内にお団子屋さんがありました。
松尾大社へのアクセス
京都市西京区嵐山宮町3
075-871-5016
市バス「松尾大社前」下車
阪急嵐山線「松尾大社駅」下車