かなり寒い時期に行きました。嵐山からすぐだと思っていたのですが結構遠かったです。
境内の東側には日本最古の人口の林泉である大沢池があり、また観月の地としても有名で日本三大名月鑑賞地でもあります。
【大覚寺】だいかくじ
観光地からは離れていてとても静かな佇まいです。
拝観料を支払うとチケットと一緒に結構立派な小冊子をいただけます。結構広い敷地に建っているので歩きました。

こちらから入ります。
私が行ったときはちょうど生け花嵯峨御流創流1200年とかで入ってすぐ左に立派な生け花が並べられていました。

とても静かな廊下。
もう少し後なら右側の庭に桜とか咲いてたかも。平日だからか時間が早いのか誰にも会いませんでした。
左の部屋では写経なんかも定期的にやっています。しかし広くてなんとも贅沢な廊下。

ドラマや映画で頻繁に使われる『村雨の廊下』です。
名称がすでにカッコいい!直角に折れ曲がった回廊は稲光にたとえられており、天井はわざと低く造られ刀や槍を振り上げられないようなってます。

帰り道に反対側からも撮影してみました。
廊下は鴬張り(うぐいすばり)になっていて「キュウキュウ」と音がします。夜間に侵入者が入ってきた時に分かるように造られています。
昔の建物ってよく出来てますね。東本願寺なんかも鴬張りの廊下です。
大覚寺・概要
皇室ゆかりのお寺です。
正式名称は旧嵯峨御所大覚寺門跡と称し、嵯峨御所とも呼ばれています。
平安の初期に嵯峨天皇の離宮として建立されたが、貞観18年(876年)に寺院として改められる。
弘法大師空海のすすめにより嵯峨天皇が浄書された般若心境が60年に一度開封し奉安されるのでも話題となりました。
ちなみに2018年に公開されたので次回は2078年です。私は生きてないかも。
また、いけばな発祥の花の寺でもあり、「いけばな嵯峨御流」の家元でもあります。
大覚寺・みどころ
大覚寺の東側に位置する、周囲約1kmもある大沢池。中国の唐の洞庭湖を模して造られたこちらの池は一見の価値あり。

手前のは松かな。周囲は桜が多いようです。ちょっとひっそりとしすぎて不気味。

見どころというか「茅の輪くぐり」
この輪をくぐることで心身の穢れを落とし健康を祈ります。ずっとあるのかと思ったら年に数回だけ出来るようです。丁寧にくぐり方も貼ってあるのでビギナーでも大丈夫そうです。
大覚寺の周辺
結構ポツンとあるイメージです。
一番近いのは清凉寺(せいりょうじ)でまだ訪れたことがないのですが、あだしの念仏寺や二尊院も近そうです。
次回、嵐山に来たときはあだしの念仏寺と常寂光院に行きたいです。
大覚寺へのアクセス
京都市右京区嵯峨大沢町4番地
075-871-0071
市バス・京都バス 大覚寺下車 徒歩すぐ